妊婦健診の回数は国によって大きく異なる.所得の低い国では少なく,高い国は多い傾向がある.
5回以下になると周産期のトラブルが多くなることが報告されていて,高所得国の受診回数に準じた方が良いであろう.
日本では14回程度の妊婦健診料を自治体が負担するように通達が出ている.
妊娠11週まで
1-2週間ごと.
<行うこと>問診,血液検査,子宮頸部細胞診
妊娠12週-23週
4週間ごと.
<行うこと>エコー検査(胎児の状態/胎盤の状態/羊水量/子宮頸管長の確認)
妊娠24週-35週
2週間ごと.
<行うこと>糖尿病の検査(随時血糖 or 50g OGTT),エコー検査(胎児の状態/胎盤の状態/羊水量),血液検査,感染症検査(クラミジア,HTLV-1)
妊娠36週-40週
1週間ごと.
<行うこと>GBS培養検査,血液検査,エコー検査(巨大児のチェック)
(産婦人科診療ガイドライン―産科編 2020 年版より)
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