寒さがキツく起きるのに時間がかかる。もう少し早く起きれれば家でコーヒーを淹れて駅まで歩いて缶コーヒー代と駐輪場代300円を節約できるのだが。早起きは三百円の得、年間10万円也。
午前はPCI。
症状が強く、病院が休みに入る前に血行再建を終わらせたいのでadhocで。しかしadhocは疲れる。
PCIは様々な想定の元、ストラテジーを立てる事で半分以上終わったようなものと考えている。当日は遂行するのみとなるよう準備をしたうえで手技に臨む。adhocではそれが出来ない。こういう手技は疲れる、この日は寝るまで肩こりからの頭痛が取れなかった。
病変は#2の長い脂質に富んだ99%狭窄と#3-#4PD/#4PL(1.1.1.)のタンデム。
#2の前拡張、ステンティングの際にslow flowとなる。ニトプロで事なきを得たが、distalを処理した後フィルターを置くべきだったのであろうか。
午後はリードレスペースメーカーの手伝いと明日のアブレーションの準備。
人の手技についてはノーコメント。
アブレーションは90代のHFrEFのAFL→AF心不全。
高齢を理由に多くの医者から適当な治療でお茶を濁されてきた方だ。最近ご高齢の方へテキトーな医療をする医者が増えている気がする。
社会保障制度へのヘイトが高まっているのは感じるが、積極治療を望む意識晴明で自立した高齢者を、医者が勝手に手を抜いていい訳がない。
医者はオワコンだとの論調がTwitterには溢れるが、それはその医者にテキトーなやっているからではないか？
しっかり治療すれば患者さんはちゃんと元気になり感謝される。こんなに良い職業はないと思う。
帰宅すると5ヶ月の娘と2人きりの時間が始まる。今日奥さんは友人とご飯に！いつも家で子育てをしてくれている、たまにはこういう日もなければ息がつまってしまう。
19時00分 ミッションスタート。
19時05分、、、臭い。
便漏防止に定評のあるムーニーの想定を上回る排便をしたようだ。
下着、カーディガン、シーツがお亡くなりに。やってくれるぜ
その後時折母親を探しているのか、寂しそうな泣き声はあげることはあったものの、無事風呂に入り就寝。
いただいたこの書。
乃東生はただの時節の句？
いや、雑な医療を行う医者が多い冬の時代に、愚直に医療を行っている自分への褒め言葉と受け取っておこう。自惚れが過ぎるか笑
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